■ 術について ■

 この世界の全ては「術」によって成り立っている。古代から人々は様々な「術」を使いながら毎日を暮らし、文化を創り……時には魔物や災害などの厄災と戦ったりもした。しかし古代に栄えていた術は今では「古代術」と呼ばれ、その威力と扱いの難しさからほんの少数の人々しか使えず、次第にその姿を消している。今はその「古代術」から派生した多くの術が広く学ばれている。

 

戦闘術
 学術を必要としない術。物理的なダメージを与えることを目的とした術で使用する武器によって4つに分類される。
 
剣術…剣・ナイフ・ブーメランなど手持ち武器を扱う術。
体術…素手・ヌンチャク・ナックルなど主に拳を使い戦う術。
砲術…弓矢・銃など飛び道具を扱う術。
槍術…槍・根など長さのある武器を扱う術。

 

学術
 上位術を使うための基礎として学ばなければならない術。これらの組み合わせによって様々な上位術が使えるようになるが、一つの学術を修めるだけでも相当な時間と労力がかかるので全ての術を修める事はできなくなっている。ちなみにこの学術は最も扱いやすく初歩的な分野は人々の日々の暮らしでも使われている。その分、単体での力は魔力的な力を一切、持っていない。ちなみに、一番使用率の高い学術は星術と生術である。
 
化術…火・水・風などの特性・属性関係の理について学ぶ術。
星術…空や星といった天体や光と闇について学ぶ術。
地術…引力・斥力といった力やエネルギー・熱について学ぶ術。
生術…人間・魔物・動植物といった生物について学ぶ術。
命術…生や死といった生命について学ぶ術。
心術…精神や心理といった心について学ぶ術。
言術…言葉・文章といった文字について学ぶ術。
算術…計算・測量など数や次元などの空間について学ぶ術。
芸術…音楽や舞踊などの文化について学ぶ術。
造術…物を創造したり、生産することについて学ぶ術。
史術…過去や未来という時間について学ぶ術。
遺術…古代の様々なものについて学ぶ術。

 

上位術
 学術を組み合わせる事によって使用できるようになる術。魔力を持つものが多く、効果も高い。しかし使用するためには見合った体力・精神力が必要なので誰でも簡単に使えるという訳ではない。職業ごとに必須となる術もこれらにあたる。
 
魔術…火・水・風など主に属性を持った魔法を扱う術。攻撃力の高いものが多く、広範囲に効果のあるものも多い。しかし、扱うためには多くの集中力・精神力・魔力を必要とするため、どうしても体力などが犠牲になってしまう。
(化術+心術+遺術)
 
光術…別名「陽術」とも呼ばれ、名の通り光を扱う術。魔のものに対して絶大なる効果を発揮する。主に傷や疲れを癒す回復系統のものや細胞などを活性化させ、一時的に能力を強化させる補助系統の術である。聖職者が広く使用しており、上級者では光の属性で攻撃する事も出来る。
(星術+生術+命術)
 
闇術…別名「陰術」とも呼ばれ、名の通り闇を扱う術。光術とは相反する関係で主に攻撃効果を持つが直接的な効果ではなく特殊効果(麻痺・毒など)を与えるものが多い。扱いは光術に比べ難しく、使える者はごく僅かである。
(星術+命術+心術)
 
幻術…相手を幻惑する術。相手に幻を見せる事で相手に特殊な効果(眠り・魅了など)を与える。術の発動は主に呪文で行うが使用者によっては特殊な瞳で発動させる「瞳幻術」などがある。
(生術+心術+言術)
 
医術…魔力を使わず人体の構造を利用して傷を癒す術。系統は回復系のみだが体力の回復や特殊効果の治療など術の効果の幅は広い。治療には薬草などを加工した薬剤などを使用するので回復薬などの精製を行うこともできる。
(生術+命術+造術)
 
氣功術…主に人の体内に流れる「氣」を攻守に使用する術。攻撃面では一ヶ所に氣を集め、攻撃力を強化したり、氣を弾と化して飛ばす。守備面では攻撃と同じよう一ヶ所に集め、守備力を強化したり、流れる氣を操る事で身体の傷を治療したりする。また、自分の氣を他人に分けることで自分以外の回復も可能である。武道家が好んでよく使うが、効果を高めるにはかなりの修行が必要である。
(地術+生術+心術)
 
覚醒術…自分の身体をコントールする事で能力を強化する術。脳のリミッターを強制的に外す事によって一時的に筋力の強化ができ、パワーやスピードが飛躍的に上がる。しかし、リミッターを外す事による筋力への負担は激しく多用はできない。未熟な者が無理に行うと身体の崩壊が起こり、死に陥る場合もあるので扱いが難しい術である。
(生術+心術+史術)
 
印術…人間の持っている感覚を変化させる術。自分の視覚・聴覚・触覚などを強化することによって最大限に使用することができる。逆に相手の感覚を狂わせ、特殊効果(暴走・傀儡など)を与えることも出来る。術の発動には手で組む「手印」や地面や空間に描いて使用する「図印」がある。
(生術+心術+算術)
 
符術…物体に秘められた力を使う術。武器や道具の潜在的な力を引き出し、強化することができる。しかし、限界以上の力を引き出すために壊れてしまうことが多い。また、古代の道具の効果を見極めることもできる。ものに対して自分の力を込める事によって強化または効果付加することもできる。この場合は壊れることはないが体力を大幅に失う。術の発動は主に自分の力を込めた「符」で行う。
(地術+造術+遺術)
 
吟詠術…音を利用する術。歌や楽器から発生する特殊な音波を利用し、攻撃対象に対して特殊効果(沈黙・スロウなど)を与え、味方に補助的な効果を与えることも出来る。この術は楽器や歌の種類によって効果が違うのが特徴。また、日常的な生活でも使われている術だが効果を持たせるには特殊な訓練が必要なので通常は普通の音である。
(言術+芸術+遺術)
 
念術…超常的な力によって手を触れずに対象に対して力を与える術。別名「サイコネキシス」と呼ばれている。強力な念により、対象に対してダメージを与えたり、移動させることができる。また、自分の念を相手に送り込み、会話すること(テレキネキシス)もできる。資質が大きく関わるため、使用できるものは極めて少数である。
(心術+言術+史術)

 

古代術
 遥かなる古代時代に使用されていた術。その絶なる威力や扱いの難しさから今では使える者はほんの僅かの古代末裔の一族だけである。この術については各地で言い伝えられている伝説などが残っているだけでほとんどの術の会得の仕方が不明となっている。
 
聖術…言い伝えでは光術の派生元と言われており、非常に強力な魔法であるという。ある地方にはその強力な術によってその地方の魔物が一瞬にして消えたという伝説がある。全能の神々によってもたらされた術だという。
 
妖術…闇術の元だと言われている術。非常に強力な術だが会得するためには悪魔との契約により、己の身を差し出さねばならないという言い伝えがある。古代の破壊神によって創られた術だという。
 
時空術…時間と空間を操ると言われる術で地術や算術、史術の元だと言われている。古代でもその威力に使用は禁止されており、現在ではほとんど手がかりが無い。残っている数少ない文献によると一定の空間の時間を止めたり、重力を逆転させたりできたという。
 
召喚術…古代でも特別な一族しか扱えなかったと言われる術。精霊・幻獣…果ては神をも召喚してみせたという。しかし現在、この一族は滅びたと言われており、伝説を知る者でさえほとんどいない。
 
写身術…ある一族のみに伝わる術で対象の姿や能力を写し取れると言われている。この一族はまだ少数残っているらしいが口伝でのみ伝えられるので知る者はほとんどいない。
 
古代魔術…化術・星術の派生元と言われ、魔術の原型とも言われる術。今の魔術以上の威力を持ち、天体を操ることで星さえも落として見せたという。古代で最も栄えた術なので多くの伝説・言い伝えが残っている。
 
錬金術…古代術の中で唯一会得方法が判明している術。しかし会得できるのは百年に一人いるかどうかと言われる程難しい。その難しさから会得したものには「万物を司る者」の称号が与えられる。
(医術+覚醒術+印術+秘術)

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